人生の先輩方との交流から未来について考える*せんちゃん

みなさん、こんにちは!

 

社会福祉学部2年のせんちゃんです!

 

このように昨年度に引き続き、CAとしてこのブログを書けること、そして、高校生など、このブログを見てくださっている方の情報収集を微力ながらお手伝いができることを、とても嬉しく思います。今年度もよろしくお願いします!

 

 

さて、今回は私が参加した6月19日に行われた、岩手県内の青年会議所と県立大のパートナーシップ限定企画での交流の中で学んだことついてお話したいと思います。

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この青年会議所と県立大のパートナーシップ限定企画では、岩手県内各所の青年会議所の方々が考える地域の課題についての発表があったり、総合政策学部の吉野教授のご講演があったりしました。そして、最後にワークショップを行いました。

私は最後に行われたワークショップの中で、青年会議所の方々からお話を伺う機会があり、強く印象に残ったので、みなさんにご紹介したいと思います!

皆さんにご紹介したいこととは、ワークショップの中で、同じグループの方がおっしゃった仕事を選択する上で念頭に置きたい考え方です。私が、同じグループの青年会議所の方に、「仕事を決める上で何が大切か」を問いかけたところ、以下の図を使って説明していただきました。

このお話を伺ったときに、高校生が頭を悩ませる進路選択にもつながるのではないかと感じ、私なりに進路選択にも結びつけてお話ししていきたいと思います!

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初めに、Dを見ていきます。Dは嫌いで苦手という場合のため、そもそもその仕事を選ばないですよね。進路選択や職業選択においても、Dの選択肢は自然に除外されていくのかなと思います。

 

次に、Aを見ていきます。Aは、好きで得意という場合ですが、Aを選ぶと、働いている中で自分が描いていたものと異なるとそこでギャップが生まれ、次第に嫌いになり、その仕事から離れてしまうことが多いそうです。

私は、このことを聞いて、驚きと同時に納得する気持ちも湧いてきました。なぜなら、Aの選択をした場合、自分に過剰な期待と自信を与える危険性があるのではないかと考えたからです。もちろん、そのことについて好きだと考えていると、積極的に、情報を集めたり、行動に移したりする方は多いと思います。みなさんの中にも、将来の夢に関わる、自分が好ましいと考えている分野の大学や職業について日頃から調べている方は少なからずいらっしゃると思います。

しかし、いつもこのようなプラスの面が働くとも限らないと思います。例えば、好きで得意だと感じたことに関わる行動をしたときに必ずプラスのことが返ってくると思ってしまいませんか。自分が好きで得意な科目のテストの際に、一生懸命頑張って勉強したのに、テストの点数が悪かったとなると、より気分が落ち込むのではないでしょうか。その上、もし、その状況が続いてしまったら、自信をなくし、嫌いになる確率が高くなってしまうのではないかと思います。このことにより、自分が希望して入った学校や職場でも、最終的には離れてしまうということにつながると推測しました。

 

そして、最後に、残っているBの嫌いだが得意という場合と、Cの好きだが苦手という場合を見ていきます。実はこれらの場合の仕事を選ぶと、仕事は続きやすいそうです。BとCの共通点として、必ず逃げ道があるということが挙げられます。うまくいったときには、「嫌い(苦手)だったけれど、できた」と自分を褒めることができる上、うまくいかなかったときには、「嫌い(苦手)だからしょうがない」と割り切ることもできます。この意見に、同じグループの他の方も「自分もそうだ」と納得されていて、現在、仕事を続けていらっしゃる方もそのような方が多いのかなと思いました。

 

私は、この企画の全体を通して、少し視点を変えるだけで、社会は自分が考えているよりも広くて、多くのヒト・モノ・コトにつながっていると思いました。なぜなら、私たちは、年齢も立場も価値観も異なり、食い違いはつきものだからです。

ヒトに着目してみると、青年会議所の方々が考える地域の課題についての発表の中でも、「20代と30代以上の人の間には価値観や考え方に大きなギャップがあるため、企業は若い人たちを知る機会が必要であり、新たな仕組み作りが必要だ」「企業側が提供している情報と学生や若者世代の転職者が知りたい情報に差があるため、離職率が高いのではないか」というような意見がありました。地域の中でも、提供する側がお客様に商品を手に取ってもらいたいけれど、どのようにアピールすればいいのか分からないということもあるというようなお話も伺いました。私は、どの意見も両者がつながる機会が少ないことが原因の一つだと考えました。

このように、お互いが相手のことを思いやる気持ちでつながっているのにすれ違っている状況を改善して、つながりを結び直していくことが必要だと思いました。その中で、今回参加させていただいた企画は、学生と社会で働く先輩方とつながれる良い機会だと感じました。それぞれの立場でギャップがあるからこそ、交流する中で新たな発見が生まれ、お互いの刺激になり、良い考えを生み出せると思います。私は、今回、この企画に参加したことで、普段の生活の中で滅多に会えない人生の先輩方から多くのことを学び、前に進むことができました。また、いままで知らなかった地域課題を見つけたり、自分自身の新たな発見もできたりと、とても実りの多い充実した時間を過ごすこともできました。

 

 

私はこの企画に参加したときは、将来について、Aに当てはまる就職先を考えなくてはいけないと思っていました。しかし、このお話を伺ったときに、BやCのような自分が嫌い(苦手)だと思っていることでも、選択肢に入れても良いのかと心が軽くなったような感覚になりました。

皆さんの中でも、現在、嫌い(苦手)だからといって諦めている選択肢を持っている方はいませんか。そんな皆さん、その選択こそもったいないと思います!進路にかかわらず、自分が少しでも興味があったり、やりたいと思ったりしたら、ぜひ、行動してみてください!そして、多くの人と出会い、視野を広げてください!まずは全力で取り組んでみて、もし失敗してもそれはその後の良い経験となり、糧となります。振り返ったときに、後悔しない選択をしてほしいです!

 

とても長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました!

 

最後に宣伝です!

ところで、みなさんは「青年会議所」をご存知でしょうか?

(実は、私は名前は聞いたことはあったのですが、具体的に何をしている団体なのか分かっていませんでした…(>_<))

「よく知っているよ」という方も、「全然分からない…」という方もいらっしゃると思います。

簡単に説明すると、「青年会議所」は、20~40歳の青年経済人で構成されており、「修練」「奉仕」「友情」の三つの信条のもと、地域のためには幅広く活動されている団体です。大まかすぎてよく分からないという方も多いと思いますので、詳しくは、ホームページをぜひ、ご覧ください!(https://www.jaycee.or.jp/2021/junior_chamber