「自分の居場所を見つけ、自分の気持ちを言葉にしよう *せんちゃん」
みなさん、お久しぶりです!
社会福祉学部2年のせんちゃんです。
突然ですが、皆さんの中で、
「自分はAよりBの方が良いと思うけれど、みんなはAが良いというからAにしよう」
「このことを言うと、この良い雰囲気を壊してしまうから、言うのを止めておこう」
と考えたことがある方はいらっしゃるでしょうか。
私は、数えられないほどありますし、皆さんも、1度は経験したことがあるのではないかと思います。
私がなぜ、皆さんにこのことを伺ったかというと、先日参加したオンライン講演で、依存症回復施設スタッフ(薬物依存症当事者)の渡邊洋次郎さんが「自分の感情よりも他人の感情を優先していた」とおっしゃっていたことが印象に残ったからです。
渡邊さんは、自分の気持ちを言葉にするのが苦手で、自分さえ我慢していれば、波風が立たなく、平和であると思っていたそうです。
そして、そのことがあたりまえの状態になってしまい、自分の気持ちが分からなくなり、「さみしい」という気持ちはだめな感情として、その感情を認められなくなり、自分自身を受け入れられなくなっていったとおっしゃっていました。
そのことも相まって、自分の居場所が無いと感じ、そのときに出逢った薬やアルコールに依存してしまったそうです。
私は、このお話を伺い、自分がほっとできる居場所や助けてと言える存在を見つけること、自分の気持ちを言葉にすることが大切ではないかと思いました。
高校生の皆さんの中には、入試に向けて、大変な日々を過ごしている方が少なくないと思います。そして、今週末に迫っている学校推薦型選抜を受けようと思っている皆さんは、特に不安で不安で仕方がない日々を送っているのではないでしょうか。
私も、推薦入試(現:学校推薦型選抜)で入学したため、この時期は、ご飯を食べていても、授業を受けていても、何をしていても、入試のことがずっと頭から離れなくて、とても苦しかったです。
その中で、どれだけ対策しても、どれだけ周りから大丈夫と言われても、自分以外の一緒に入試を受ける人たちも同じように努力していると思うとどうしてそんなことが言い切れるのだ、そんな保証は無いと感じてしまうこともありました。
もちろん、周りの人は、自分を勇気づけようと言ってくれているのは分かる上、期待してくれているのも強く感じます。
それでも、その言葉や態度などからプレッシャーに感じてしまい、素直に受け取れない自分が嫌になりそうなこともありました。
そんな状態の中、自分の気持ちが複雑になって、言葉では言い表せなくなったり、全部を投げ出したくなったりしたときもあったことを今でも覚えています。
しかし、そんなとき、私の近くには家族や先生、友達の存在がありました。
不安になって辛くなったときに心の拠り所となる存在があれば、根本的な解決にはならなくても、どこか救われた気持ちになるのではないかと思います。
皆さんの側にも、意識していないだけで、近くに存在するかもしれません。
それは、人ではなくても、音楽でも構わないと思います。
まずは本音を言っても自分のありのままを受け入れてくれると感じる環境で、自分の気持ちをまとまっていなくても良いので声に出してみてほしいです。
必ずしも、居場所だと自分が感じる所は家庭や学校のクラスとは限らないと思います。
もちろん、CAカフェに参加して、お悩みを相談するのも大歓迎です!
CAカフェでは、入試のことや大学生活のことなどCA自身の経験から、一緒にお話をする場所となっています。
お時間がありましたら、是非お立ち寄りください。
入試を迎える皆さん、後悔の無いよう、そのときにできる自分の精いっぱいが出し切れるように、頑張ってください。
将来への一歩を踏み出そうとしている皆さんを、心から応援しています!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(依存症回復施設スタッフ(薬物依存症当事者)の渡邊洋次郎さんのことが気になった方は、ぜひ、検索してみてください。)
この写真は、先日県立大で撮った写真です!
この写真を見て、少しでも心が晴れてくれれば、嬉しいです!