はやとん流AO入試私的必勝法第二弾*はやとん

ソフトウェア情報学部2年はやとんです。今回のブログも前回に引き続きAO入試のことについて書きたいと思います。内容は私の経験を元に考え出した私的必勝法ですが、合う合わないなど個人差がありますし、合格を保証できるものでもありませんから、あくまで一意見として参考程度にお読みください。

 

●書類作成は早めに

まもなくAO入試出願時期ですね。ギリギリまで書類を推敲している人が多いと思います。私は4月の時点で岩手県立大学AO入試の受験を決めて、前年度の募集要項を参考に提出書類を作成し始めました。なんと提出書類は募集要項公開日と同時におおむね完成しました。しかしながら、私には文章力が無いため、出願ギリギリまで内容の細かい部分を修正し続けていました。そんなこんなで出願し、一次選考である書類審査を合格することが出来ました。毎年の傾向からすると受験者の半分以上がこの時点で振り落とされるので、合格できてほっとしたことを覚えています。さて、早速ですが前回は書類作成について書いたので、今回は面接に焦点を当てて書きます。

 

●面接のポイント

書類審査を突破したら次に待ち受けているのは二次選考である面接です。面接は評価ポイントが分かりにくくブラックボックスです。評価ポイントが分からなければ対策のしようもありません。多くの人は立ち振る舞いや口調の練習をします。しかし、それ自体が評価の中心になることはないと私は思います。なぜなら、評価の対象とされているのは「ソフトウェア情報学部への進学に対する強い意欲」と「これまでの活動と実績」と「ソフトウェア情報学部で取り組みたい内容」だからです。これらを総合的かつ多面的に評価すると募集要項に記載されています。とは言うものの具体的な評価ポイントについては私もよく分かっておりません。ただ一つ言えることは、例えば、資格、実績や良い成績を持っていることより、大事なのは、なぜその資格を取ったのか、なぜその実績が得られたのかといった過程についてです。その実績を得る過程で困難があった時、どのように解決したのか。成果が得られなかったとき、どこに問題があったのか、しっかり分析し次に繋げられる力が評価されるのだと私は考えます。これは何故かというと、大学は教育機関であると同時に研究機関だからです。3年生や4年生になると研究をしなければなりません。研究は誰にも正解が分からないので、まさに先ほど書いた力が求められる訳です。

 

●言葉と気持ちのキャッチボール

また私が考えみるに、面接において大事なことは、しっかりとコミュニケーションできること、つまり言葉と気持ちのキャッチボールができるかどうかです。多くの人は質問リスト等と言ったテンプレートを作って思い出しながら質問に答えると思いますが、似たような質問はされても一言一句同じ内容の質問をされることはほとんどありませんし、返答に対して更に質問されることもあります。だから、コミュニケーションが重要なんです。先ほど説明した評価ポイントを中心に自分の言葉で気持ちが相手に伝わるようにキャッチボールできればいいんです。これは面接官相手の時だけではなく、友達や親、先生相手でも同じです。何も気負うことはありません。

では、そんなコミュニケーション能力の身に付け方ですが、調べてみると色々ありますが、今回は私的な方法を紹介したいと思います。まず、コミュニケーションで大事なことは相手の話をしっかり聞くことです。言い換えると相手が言っていることを正しく理解することです。しかしこれをいきなりやれと言われても非常に難しいです。そこで私はオウム返し手法をお勧めします。例えば面接官に「ソフトウェア情報学部を選んだ理由と入りたい研究室があれば教えてください。」という質問をされたとき、回答する時に「はい、私がこの学部を選んだ理由は~です。また入りたい研究室は~です。」と言ったように、オウム返しして回答すればよい訳です。この手法のありがたい効果としては、繰り返すことで相手の話の理解を促進する、時間稼ぎできる、質問に対して正しく回答できるということです。これを普段から意識することで相手の胸をめがけてボールを投げることが出来ます。他にも人前で話す・歌う・踊るという経験を増やすこともコミュニケーション能力の向上に繋がるのではないでしょうか。

 

●研究テーマを考える

最後になりますが、AO入試を受ける皆さんはそれぞれやりたいことを持っているかと思います。もし時間があれば、自分のやりたいことを岩手県立大学内で取組んでいる先生を探してみてください。入学案内を参考に「CiNii」や「Jstage」といったウェブサイトで先生の名前を検索すれば論文がヒットすると思います。もし自分のやりたいことをしている先生を見つけることが出来れば、岩手県立大学に入る必然性を説明することが出来ます。では、皆さんがAO入試で合格できることを祈っています。